ADHD 大人対策部

30才でADHDと判明。今まで感じていた違和感の正体。まわりに合わせようと必死になるほどうまくいかない理由がわかる。小学校から続く興味がないことへのやる気のなさ、大人になってからも直らなかった異常に多いうっかりミス、段取りの悪さ、熱中すると気が済むまで治まらないのにすぐ飽きるなど。

向き不向きと。

『障害じゃない!全然普通だよ!』といわれた。

 

・・・ああ、この人は全然自分のことを理解していないんだなと感じた。

 

『心の持ちようだと思う、いずれ治るって!』とも。

 

いや、治るとかそんなんじゃないんだけどな。

 

しかも今まで何度か自分の障害の名前を伝えているのに、「なんの障害なの?」と。

 

理解できないのなら、否定も肯定もしなくていい。

ADD/ ADHDの症状?ブレーキが壊れているんじゃなくてついてない。

ちょっとのつもりで始めたら気づけば2、3時間たってたなんてことがざらにある。

 

人より集中力がすごいのではなく、時間の感覚が本当にないんだと自覚します。

 

しかも壁かけ時計を外して生活してたら余計に・・・。

 

こんなとき、人と時間の感覚が本当に違うんだなと感じる。

 

今思えばADD/ ADHDの特徴だったと思えること。

小学生のころ、本を読むのに夢中になると友達が話しかけても上の空だったり、熱中しすぎてまわりが次の準備に移動を始めているのに気づかなかったりと、今思えば特徴が出ていたと思う。

 

興味があることが宇宙の話だったり、科学の話や機械の仕組みなど、好奇心を刺激するものが好きで、それを大人に話すことも好きだったので、まわりからは将来は発明家や博士みたいといわれ、それが嬉しくてますますのめり込むことに。

 

しかし、朝はぐずって学校に行くのがめんどくさい。夏休みはラジオ体操に一週間続けていけたためしがない。夏休みの宿題が終わらない。小学生にはよくあることかもしれないが、それが中学へと進学してもおさまるどころか悪化していくことに。

 

ADHD/ADDを自覚する前。

ADHD/ADD(注意欠陥・多動性障害)少し前からしょう害のイメージから多動症と表記するようになったそうです。

 

今まで漠然とした、暮らしてきた中での違和感。

いつからかずっと悩んでいた「普通って何だろう」

努力は人一倍しているつもりなのに、みんなが簡単にできることができない。忘れ物が多い。もらったプリントを忘れる。夏休みの宿題が終わらない。集団行動になじめないのに、一人だととたんにさみしがり屋になる。

普通に朝起きて、学校に行って、勉強してみんなと過ごす。そんな普通の日常が送れない。

 

みんな悩んでいる。誰にでもある。悩みがない人なんていない。

 

そうなのかと思いながらも、ずっと感じていたこと。

 

「みんな、普通ってなんだろうと思わないんだ」

 

変わってる、怠け者、気合が足りない、心が弱い。いろんな呼ばれ方をしたけど、どれもしっくりこなかった。

 

30才、ADD/ADHDと診断されて。

 ずっと感じていた違和感の正体。みんなが出来ていることができない。普通がわからず悩んでいたけど、そもそも普通の人たちは「普通ってなんだ」と悩まないことに気づく。まわりからはやる気がない、根性が足りない、不器用、真面目だけど要領が悪い。みんなに合わせようと必死で毎日過ごして、ダメな部分を改善しようとやっきになり疲れて上手くいかずに自己嫌悪。そんなこんなで気づけば30代に突入。

 ADHDと診断を受け、コンサータストラテラを飲みはじめ自覚して気付いたことや、ADHDの症状を知り、今までの過去を振り返りながら、思い返せば・・・といったことを書いていきます。